2008年04月28日

十太夫の野馬土手が泣いています。そして...

今日の相棒は、MTBです。

CIMG5992.JPG以前、道の駅で声をかけて下さった(そして一ヶ月ほど前の平日の帰宅時に柏駅でばったりお会いした(笑))Akifさんが、昨夜アップしたエントリーに驚愕のコメントを下さいました。流山市十太夫の"ふくろうの森"横にある野馬土手が無惨な状況になっているとのこと。驚いてさっそく今日見てきました。

まずは、流山豊四季霊園のすぐ脇にある野馬土手です。こちらはまだ大丈夫ですが、以前訪れたときと比較して変化がありました。霊園側の道路が舗装されていたのです。全開は未舗装の砂利道でした。ここ、一見野馬土手がきちんと残っているように見えますが、すぐ裏手は宅地造成かなにかをやっていて、いつまで存在してくれるのか危なかしいです。気がついたら無くなっている、だなんてことがあるかも知れません。冗談ではなく、マジで。

CIMG5993.JPGCIMG5997.JPGそれで、問題の"ふくろうの森"横の野馬土手ですが、目を覆いたくなる状況です。最初近づいたときは、いつものように野馬土手から生えている木々の緑が目に入ったので、なんだ大丈夫じゃないかと安心したのですが、ビッグバードの交差点を曲がると信じられない状況でした。野馬土手の木は切られ切り株だけ。立ち入り禁止のロープが張られ、向こうをみるとキレイさっぱりと平らになった造成地です。たしかこの辺りは梨園があったように覚えていますが、全く跡形もありません。いま、野馬土手はかろうじて形を残していますが、おそらくこのゴールデンウイーク明けにも切り崩されてしまうのではないでしょうか。なんとも悲しく、暖かい春なのに、寒々しい光景です。

そういえばこの"ふくろうの森"近辺はもう、悲惨としか言いようのないぐらいの変貌ぶりです。これが開発だ、これが街ができるということだ、と言ってしまえばそれまでなのだけど、こういった歴史的遺産は何とか残して欲しいです。いずれにせよ、江戸時代からずっとその姿をこの地に残していた十太夫の野馬土手は、まもなく切り崩されるでしょう。まさに「野馬土手は泣いている」。その姿を目の当たりにしました。

うぅ、書いてて何とも気の重いエントリーです。

実はこの"ふくろうの森"に向かうとき、あるものを見つけてしまいました。まさかこんなところに"アレ"があるだなんて思いもしませんでした。その道を走るのは今日で三度目ですが、いくら何でもないだろうという先入観から、ノーマークでした。そういえば、これも時代とともに消えゆくもの。維持をするのは大変だと思いますが、日本の原風景だと思いますので、何とか残して欲しいものです。消えゆく野馬土手を見に行こうとしているときに発見できたのも何かの縁でしょうか。

感の良い方ならもう何を見つけたかおわかりでしょう。

そう、これです。

CIMG5990.JPG

え?どこにあるのかって?以前もこのブログに登場した道なのですが、ちょっと説明しづらいです。

でも、そうだなぁ、こう言えば分かりやすいかなぁ。「豊四季ルート((c)東葛人さん)」沿いですよ。直線距離で50mも離れてないです。

今日も、楽しかったですっ!とは素直に言えません。
[撮影場所:泣いている野馬土手]
14714.jpg

posted by IKAWA at 22:06| Comment(2) | TrackBack(0) | ポタリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
IKAWAさん こんにちわ。
『藝州かやぶき紀行』という映画をご存知ですか?
http://dotoku.net/
※5/3の13:30から先行上映
小岩コミュニティホール(小岩図書館 2F)
※5/31から1日1回10:30から、4週間上映
東京 ポレポレ東中野
だそうでーす。
Posted by sam at 2008年04月29日 11:51
samさん、こんばんは。

情報ありがとうございます。消えゆく茅葺きに注目して下さるドキュkメンタリー作家がいらっしゃるとは驚きです。僕の住む地域にも意外と現役の茅葺きのお宅があるということも改めて驚きました。

映画が機会がありましたら、是非観てみたいと思います。
Posted by IKAWA at 2008年04月29日 22:44
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